妊活パパも知っておきたい「適齢期のしくみ」
いつでもデキちゃうわけではない
女性が妊娠、出産できる期間は限られています。最高齢出産の記録はスペインの66歳女性、最年少出産の記録はペルーの5歳7ヶ月少女だそうですが、これは特別な例。女性の体は10代半ばから40代半ばまでの30年間に子供が産めるようにできているようです。さらに35歳を超えての初産は高齢出産といわれ、出産リスクが高まるとされています。
いつまでもデキるとはかぎらない
女性は胎児の時に卵子となる原始卵胞が約700万個あり、その後増えることはありません。出生時には約200万個、初潮を迎える頃には約38万個に、さらに20代から30代にかけては12万個から5万個に減っていきます。
しかも約700万個あった原始卵胞のうち卵子として排卵にまで至るのは約480個だけ。それ以外は体内で消滅するそうです。単純計算で女性が一生のうちに自然妊娠できるチャンスは約480回だと考えると、決して多いとは言えません。
さらに卵巣の中にある卵子の加齢による老化、婦人科系のトラブル、出産や、産後の育児での体力的な負担など、年齢とともにリスクも増えていきます。
経済的な安定、精神的な成熟なども大切ですが、やはり若いうちに産んでおけるに越したことはなさそうです。